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■URL
http://www.yankeegroup.com/
調査会社米Yankee Groupは8日、「ストリーミングソフトウェア:ブロードバンドの静かなキラーアプリケーション」と題する報告書を発表し、その中でブロードバンド時代においてストリーミングが重要な役割を果たすと指摘した。
この調査によると、2001年の終わりまでに利用者のコンピューターにインストールされているストリーミングソフトウェアは130万に及ぶが、この数字は2005年の終わりまでには1,860万にまで増加すると予測している。
現在デジタルコンテンツを配信するために多くの企業がダウンロードという手段をとっている。例えばソフトウェアのダウンロード、ゲームの試用版やデモのダウンロードなどは一般的に行なわれている方法だ。これは配布にかかる費用の低さが企業にとって大きな魅力となる。しかしながらYankee Groupの上級アナリストMichael Goodman氏は「ソフトウェアダウンロードは完全なソリューションではありえない。一般消費者、特にダイアルアップでインターネット接続している人にとっては、デモ、もしくは完全なゲームをダウンロードしてプロセスを完全に終了させるまでに何回も時間を中断されるのはイライラさせられる出来事だ。この解決策は、ソフトウェアを一般消費者に向けてストリーミングすることにある。ストリーミングによって一般消費者はマウスをクリックするだけでソフトウェアを始めることができる。これはデジタルコンテンツ配布に関するいくつかの問題を解決し、同時にソフトウェアの制作者、オンライン店舗、ポータル、Webサイトにとって新たな売り上げを生み出す方法を提供することになる」とストリーミングの重要性を強調した。
(2001/8/9)
[Reported by taiga@scientist.com]