|
■URL
http://www.FreeBit.Com/press/20010820.html
フリービット・ドットコムは20日、ISPインフラを提携企業向けにOEM提供するサービス「OpenBit.Net」を拡張すると発表した。9月以降、市内通話料金で接続できるエリアを日本全国に拡大するほか、フレッツによる常時接続やPHSによるモバイル接続への対応を開始する。
OpenBit.Netでは、通話料金のみでインターネットに接続できる仕組みを提供しているが、今回アクセスポイントの増設が完了。全国どこからでも3分8.5円という一律の市内通話料金で利用できるようになる。これは、大手キャリアが提供している同様のサービスと比較して72%安価だという。
「フレッツ・ISDN」および「フレッツ・ADSL」への対応については、有料のオプションサービスとして提供する。料金はISDNが初期費用200円/月額料金980円、ADSLが初期費用1,000円/月額料金1,180円を予定している。OpenBit.Netの無料ISPでインターネットを始めた初心者が、今後ヘビーユーザーに成長し、常時接続のニーズが高まってくることを見据えて新設した。
モバイル接続も有料のオプションとなり、料金は月額数百円を予定している。このオプションでは、従来提供してきたWindowsおよびMacintosh用の専用接続ソフト「BitBasket」を利用せずに、PHS回線による接続が可能だ。また、このオプションを利用するユーザーについては、PHSだけでなく、固定電話についても専用接続ソフトなしの接続が可能になる。その他のOSやPDA、セットトップボックスや家庭用ゲーム機からも接続できるようになるとしている。なお、専用接続ソフトについてもバージョンアップが行なわれ、操作性の向上が図られている。
現在、日興證券、クレディセゾン、リクルートなど9社がOpenBit.Netを利用した会員向け無料ISPサービスを展開している。今回のサービス拡張について採用するかどうかは各企業の判断となるが、ほとんどの企業で採用する見込みだ。
◎関連記事
■FreeBit、JCBカード会員向けに無料ISPサービスを開始
■日興證券、FreeBit.comと提携してプロバイダー事業を開始
■リクルート、「ISIZE」「リクナビ」で無料接続サービスを開始
■フリービット、セゾンのカード会員向け無料インターネットサービスを開始
(2001/8/20)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]