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米GartnerのDataquestは20日、日本を除くアジア太平洋地域のブロードバンド接続利用者が2005年には6倍の3,780万人に達するとの調査報告を発表した。同調査によると、同地域のブロードバンド接続利用者は2000年末時点で610万人だが、2001年末には約2倍の1,140万人に増加すると予測している。
ブロードバンド接続による収入も利用者の増加に合わせて拡大し、2000年末の7億3,200万ドルから2005年には58億ドルに拡大する。短期的には、接続サービスの利用料金が収入の大部分を占めるが、将来的にはブロードバンド回線を利用した音声通話サービスなどが新たな収益確保の機会を提供すると予測している。
DataquestのAsia/Pacific Telecommunications and Networking groupの上級アナリストであるAndrew Chetham氏は「世界で最も低価格のブロードバンド接続サービスを提供することで、アジア太平洋地域は世界のロードバンドのリーダーとなりつつある。当初韓国でみられたブロードバンド接続の急速な拡大が、現在、台湾や香港などでも始まっている。シンガポールやオーストラリアなど他の市場でも、今後18カ月以内に拡大が始まるだろう」と分析。
これらの発展した国以外の多くの国では、ブロードバンド接続の普及は遅れており、ほんのひと握りのユーザーが利用しているに過ぎない。フィリピンやインドネシア、タイなどでは、高価なサービス料金やインフラ整備の遅れが2～3年は普及を妨げると予測している。
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■hiro@nakajima-gumi.net
(2001/8/22)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]