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http://www.idcjapan.co.jp/
IT専門調査会社のIDC Japan(以下IDC)は22日、国内のブロードバンドインターネット加入者数の推移予測を公表した。IDCではブロードバンドアクセス手段をxDSL、CATVインターネット、FTTH、FWAの4つに分類している。
予測によると、2001年末までにブロードバンドインターネット加入者は260万人に到達、さらに、今後は年間平均成長率81%の高成長率で拡大し、2005年には、1,242万人に達するとしている。IDCでは、今後数年間でxDSLが「最も拡大する」サービスと位置付けており、「ヤフーにより拍車がかかったADSL値引き攻勢により、国内で今最も魅力的な価格で提供されるインターネットアクセスのオプションである」と分析。2005年には500万人を上回り、ブロードバンドインターネットアクセスでトップに立つとの見通しを示している。
なお、現在最も普及しているCATVインターネットは、2001年でも引き続きトップの座を維持するが、2005年までには2番手になるとしている。また、FTTHは、今後5年間で年間平均成長率166%の高成長率で拡大し、CATVインターネットのすぐ後を追う3番手となるとみている。一方、FWAはブロードバンドインターネットアクセス市場ではニッチなものであり、利用者は2005年末にで28万人程で、IDCでは、価格・通信速度ともに他インフラとの競合に苦戦を強いられており、地方での利用により高い可能性があると指摘している。
(2001/8/22)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]