【調査会社】

「景気低迷にもかかわらずネット広告市場は増加し続ける」と米調査会社

■URL
http://www.emarketer.com/


各社の調査結果

 米調査会社のeMarketerは23日、インターネット広告市場がここ数年にわたって増加し続けるだろうとの見通しを発表した。これは50の調査組織やコンサルタント会社への聞き取り調査やデータをもとにしたものだ。

 調査結果によるとインターネット広告への支出額は2001年の終わりまでに76億ドルに達する見込みで、これは2000年に費やされた71億ドルに比べて7%の増加に当たる。現在景気が悪化しているが、インターネット広告市場はそれに影響されずに成長を続け、2002年には103億ドル、2005年には230億ドル市場規模に達すると予測している。今年のインターネット広告支出額の予測は調査会社によって47億ドルから126億ドルとバラついているが、eMarketerの調査結果はその中間の数字といえそうだ。

 これについてeMarketerの上級アナリストJonathan Jackson氏は「明らかに誰もインターネット広告の爆発的な成長がこれからも衰えないとはいえない。しかし良いニュースとしてマーケティング担当者が経済的な状況に対して新しいテクニックや戦略、そしてインターネット広告の効果を示す調査データを手に立ち向かっているということだ」とコメントした。

(2001/8/24)

[Reported by taiga@scientist.com]


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