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新体制について語るNECソリューションズの富田克一執行役員常務 |
NECは28日、10月1日より発足するパーソナル事業の新体制を発表した。500万人の顧客データを有するPC関連情報総合サイト「121ware」を核に、顧客一人一人の満足度を高める「カスタマ・イン」の基本理念に基づき、事業展開する。
新体制では、コンシューマー向け商品企画と販売を担当するマーケティングカンパニー「NECカスタマックス株式会社」、PCの開発・設計・資材調達・生産・保守サービスを担当するDMS(Design engineering Manufacturing & Service)カンパニー「NECカスタムテクニカ株式会社」、TA/FAXなど個人向けアクセスネットワーク事業を担当する「NECアクセステクニカ株式会社」3社と、パーソナル事業の統括およびコマーシャル事業を担当する「NECソリューションズ パーソナル事業部」でパーソナル事業を行なう。
具体的には、PC関連情報総合サイト「121ware」が持つメールアドレス登録ユーザー数を現行の50万人から2003年度には200万人に拡大し、メールを利用したone to oneマーケティングを強化する。また、個人向け商品に関する問い合わせ窓口のワンナンバー化や電話・FAX・メールなどマルチチャンネルを利用した問い合わせへの対応、24時間365日サポートなど同データベースを活用したコンタクトセンターを強化し、ユーザーが必要とするときに容易に利用できるサポート環境構築を目指す。また、経営理念である「カスタマ・イン」の具現化にあたり、買換え買増し購入比率を現状の32%から2003年度には64%へと拡大させる。
(2001/8/28)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]