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■URL
http://docs.yahoo.com/docs/pr/release804.html
米Yahoo!は28日、同社のホームページサービス「Yahoo! GeoCities」において、高機能の有料版パッケージ「GeoCities Pro」と「GeoCities Webmaster」の提供を開始すると発表した。これらのパッケージでは、ページ作成ツールや、個人用のドメイン名、無料サービスに比べて大きな保存容量、パーソナル機能などを提供する。
GeoCities Proの料金は、初期設定料金が15ドルで月額利用料金が8.95ドル。ドメイン名に加え、そのドメインを使った5つのメールアカウント、25MBの保存容量、10GBのデータ転送量、5つのサブドメインを提供する。
一方のGeoCities Webmasterは、初期設定料金が15ドルで月額利用料金が11.95ドル。Proに比べて、メールアカウント数や保存容量、データ転送量、サブドメイン数をそれぞれ2倍提供する。このほか、複数のページを容易に作成できる20種類の「Site Wizard」テンプレートや、サイト内の検索機能、パスワード保護ページを設定できる機能などを提供する。
これらに加えて、両方のパッケージのユーザーは、必要に応じて、50MBの追加容量を月額5ドルで利用することも可能だ。
Yahoo! GeoCitiesの上級プロデューサーを務めるMark Feldman氏は「GeoCities ProとWebmasterは、当社のネットワークに有料サービスを追加する方法として申し分のない例だ。これらのサービスではユーザーが必要かつ望むツールや機能を反映しているだけではなく、比較的低料金で高品質のページ作成ツールに対する要求に応えることで、全体的にユーザー体験を強化できる」とアピールしている。
Yahoo!は米国の景気低迷によるオンライン広告収入の減少により、2001年第1四半期、第2四半期とも前年同期に比べて減収減益となり、赤字を計上している。同社は黒字転換に向け、オンラインオークションの有料化など、広告収入以外の収益拡大を図っており、今回のGeoCitiesの有料サービス提供もその一環だ。
(2001/8/29)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]