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■URL
http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/nr010829_fra.html
コンテンツ流通サービスのモデル図
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これは日本テレコムの提供する全国規模の高速IP網「PRISM」を活用して、ブロードバンドコンテンツを負荷分散しながら広域配信できるプラットフォームを確立し、実用化を図るものとなる。コンテンツ事業者とCATV・ADSL・FTTHなどの回線事業者を高速ネットワークで接続してコンテンツ配信を行なうほか、コンテンツ事業者に対して認証・決済サービス、公開代行サービスといった機能をデータセンターを通じて提供し、デジタルコンテンツの流通に必要となる機能を備えた総合的なプラットフォームの構築を目指す。日本テレコムはネットワークやデータセンター機能を、日本HPはストレージサーバーやキャッシュサーバーといたハードウェアを提供する形で、この9月から実証実験を開始、12月をメドに試験サービスへ移行する予定だ。ADSLやCATVなど、普及しつつあるブロードバンド帯域のユーザーによる数万規模のアクセスにも耐えうるプラットフォームを目指すという。
コンテンツはRealVideo形式の動画ストリーミングおよびダウンロードを中心として、当面は個人ユーザー向けの内容で構成、追ってeラーニングなどの企業向けにも展開する方向だ。コンテンツでは株式会社ジャパネットたかた、株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズが参加を表明しており、9月中旬からODNとODNブロードバンドの各サイトで一般のユーザーにも公開しながら実験を進めていく。
日本テレコムでは試験サービス後は早期に事業化を図り、来年度には採算の取れる形にもっていきたいとしている。
(2001/8/29)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]