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■URL
http://www.ibm.com/jp/websphere/
http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2001/08291
日本IBMは29日、ウェブアプリケーションサーバーの新製品「WebSphere Application Server Version 4.0」を9月7日より出荷すると発表した。開発ツールも含めてWebサービスへの対応が図られた。
WebSphere Application Server Version 4.0は、Webサービスの標準テクノロジーとなるSOAP(Simple Object Access Protocol)、WSDL(Web Services Description Language)、UDDI(Universal Description,Discovery and Integration)のサポートのほか、J2EE(Java2 Platform,Enterprise Edition)1.2にも完全準拠。さらにJ2EE Connector Architectureのサポートなど、J2EE 1.3の機能も先取りして実装している。
パフォーマンス面では、キャッシュの新機能「DynaCache」により飛躍的な向上が図られているという。DyneCacheは、サーブレットやJSP(JavaServer Pages)の出力結果をキャッシュしておくことで、これらをロードしたり実効する時間を短縮する。
同製品は、用途や導入規模によって3つのエディションが用意される。マルチサーバー対応の「アドバンスド版」が141万2,700円、エントリー向けの「アドバンスド・シングル・サーバー版」が112万9,500円となっているほか、開発者向けの「デベロッパー版」も用意する。デベロッパー版は、アプリケーション開発やテスト用のエディションで、無料でダウンロード提供する。
同時に発表されたウェブアプリケーション開発ツール「WebSphere Studio Version 4.0」では、Webサービスの標準テクノロジーに対応したJavaアプリケーションの開発機能が追加された。用意されている2,000以上のテンプレートなどをもとに、ウィザード形式でサーブレットやJSPを自動生成できる。プロフェッショナル版が8万1,400円、アドバンスド版が27万9,300円となっているほか、無料でダウンロードできるエントリー版も提供する。
(2001/8/29)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]