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ジュピターテレコムの石橋会長
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ジュピターテレコムでは、9月1日からこれまでのブランド名「J-COM」を「J-COM Broadband」に変更し、またインターネット接続料金をこれまでの6,500円から5,800円に引き下げることを8月20日に発表している。懇談会では同社の石橋庸敏代表取締役会長が登場し、「うちは早くからブロードバンドのリーディング企業であり、ブロードバンド流行りの風潮での名称変更ではない。今後はさらにリーディングカンパニーとしての立場を強化し、映像・音声・通信を統合してワンストップで提供できるプロバイダーであることを強く打ち出していきたい」と、今回の発表の背景について語った。
また月額料金の値下げについては、ADSLなど他社サービスのサービスを例にあげながら、「接続費用やNTTの回線使用料、モデムのレンタル代などを含めると、モデム代やメールアドレス2個分の料金が含まれていて、CATVとのパッケージの場合、5,100円で提供できるJ-COMのサービス(J-COM Broadband東京の場合)は、決して割高とはいえない。平均実効速度も1.7Mbpsを出している。ただ、“すべて込み”の現在の料金体系ではこういった利点が伝わりにくい面もあり、今後はパーツごとの料金を提示する形も考えている」と述べ、料金面でのウィークポイントはないことを強調した。
なお同日、松下電器産業がジュピターテレコムの発行済み株式2%を取得したことを発表したが、これについてジュピターテレコムでは現状大きな動きはなく、これから具体的な協力体制などを検討する方向という。
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(2001/8/30)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]