【サイト】

現代美術展「横浜トリエンナーレ」でネット活用の支援活動

■URL
http://www.jpf.go.jp/yt2001/ (横浜トリエンナーレ)
http://www.art-tech.jp/cyber/ (サイバープロジェクト)

サイバープロジェクトへ  日本最大規模の現代美術展として注目を集める「横浜トリエンナーレ」が、9月2日より開幕した。世界各国から100人以上の作家が参加して注目を集めているが、このトリエンナーレで「サイバープロジェクト」と題し、インターネットを利用した支援活動が展開されている。

 これは国際交流基金やKDDI、産業人文学研究所および首都圏の美術系大学研究室などが中心となって、デジタル技術を生かしてトリエンナーレの案内・広報を支援する活動だ。現在は公式Webサイトでの「アーティスト検索」が中心で、これは同イベントに参加している109組のアーティストを、さまざまな形で検索できる機能を持つ。50音順から出身国・在住国・国際展デビュー国別、また会場の展示エリア別などの項目で検索が可能で、作者のプロフィールなどが紹介されている。またこれに合わせて、作品制作風景やインタビュー、会場風景などの映像のストリーミング配信も展開する。配信はナローバンドとブロードバンドの2タイプで行なうほか、会場内でも高精細映像表示装置を設置し、来場者も閲覧可能にするという。

 現在のところアーティスト情報・ムービーとも一部の情報しか公開されていないが、今後随時追加されていく予定だ。またトリエンナーレの会期は11月11日までだが、「サイバープロジェクト」は2002年8月末まで展開され、2002年3月からはKDDIのFTTHトライアルで、光ファイバーによる高精細映像配信実験も行なう方向という。

(2001/9/3)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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