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http://websidestory.com/cgi-bin/wss.cgi?corporate&news&press_1_144
米WebSideStoryは5日、米MicrosoftがWebブラウザーの新版「Internet Explorer (IE) 6」を8月27日にリリースして以来、わずか1週間で急速にシェアを拡大しているとの調査報告を発表した。WebSideStory傘下のStatMarketによると、9月3日時点で、IE 6の世界シェアは2.4%に達しており、米AOL Time WarnerのWebブラウザー「Netscape 6」を上回ってるという。
この調査結果について、StatMarketのGeoff Johnston副社長は「IE 6の出だしは好調だが、2つの理由から、やがて伸びは鈍ると見ている。まず、競合するNetscapeは何があってもブラウザーを乗り換えたりしないコアユーザーを獲得していること。また、IE 6はIE 5に比べて重要な利点がないなら、多くのユーザーは現在のブラウザーを使い続けるだろう」と分析。
MicrosoftがIE 5をリリースした1999年3月時点では、IE 4のシェアが55%でNetscape 4のシェアが44%だった。2000年初頭には、IE 5のシェアが過半数を超える51%に拡大する一方で、IE 4のシェアは24%に、Netscape 4のシェアは18%に減少した。現在、IE 5がブラウザー市場で優勢で、IE 4のシェアは減少を続けているが、Netscape 4は2001年初め以降もシェアが安定している。
Johnston氏は「ブラウザーのシェアは、国によって大きく異なっている。例えば、ドイツでは日本と比べてNetscapeを利用しているユーザーの割合が高い」と指摘している。
(2001/9/6)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]