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ノベル株式会社は、企業やサービスプロバイダーを対象に、WindowsアプリケーションをWebブラウザーから利用できるサーバー製品「Novell OnDemand Services 1.5」を10月25日より発売する。価格はオープンプライス。
「OnDemand Services 1.5」は、フロントエンドを担当する「OnDemandサーバー」とバックエンドを担当する「DeFrameサーバー」の2つのサーバー製品で構成されている。「OnDemandサーバー」は、Windows 2000 Server上で動作するが、別途「IBM WebShpere Application Server 3.5」のインストールが必要だ。また、「DeFrameサーバー」は、Windows 2000 ServerもしくはWindows NT 4.0 Terminal Server Edition上で動作する。「Office」などの業務アプリケーションは、「DeFrameサーバー」に格納されているが、ユーザーはTerminal Serverクライアントなどをインストールする必要はない。
ユーザーは、Webブラウザーからインターネット経由で「OnDemandサーバー」にアクセスすることで、社内・社外の別なく業務アプリケーションやデータを扱うことができる。「OnDemand Services 1.5」には、ノベルのディレクトリーサービス「NDS eDirectory」が導入されており、管理者はユーザーごとに提供したいデータやアプリケーションを設定できる。これにより、アプリケーションのアップデート作業などが容易に管理できるほか、重要データのセキュリティを確保しつつ一元管理することが可能だ。
この他、「OnDemand Services 1.5」では、ユーザー数やメモリー使用状況を監視し、複数の「DeFrameサーバー」間で自動的に負荷分散を行なう。また、ユーザーの課金・利用レポートを作成し、アプリケーションの時間貸しや期間貸しを行なうことも可能だ。現在、米国で提供されている支払い機能についても、早急に対応する予定という。さらに、「OnDemandサーバー」にNetWare5.1を導入したデジタルコンテンツ用サーバーを接続することで、音楽や映像などのコンテンツ配信を行なえる。
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(2001/9/6)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]