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■URL
http://www.macromedia.com/jp/software/coldfusion/
米Macromedia社のJeff Whatcott氏
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「ColdFusion」はWebアプリケーションサーバーと開発環境を統合した製品で、「CFML」(ColdFusion Markup Language)という独自のスクリプト言語を用いてWebサーバー上でプログラム処理を実行する。HTML技術を持つ人なら通常のプログラミング言語よりも容易に習得でき、データベースと連携したWebアプリケーションを、ASPやCGIを用いるよりも短期で開発できる点などが特徴だ。日本国内でもすでに6,500サーバー以上を出荷し、採用実績は2,100社を超えるという。
今回発表された「Macromedia ColdFusion Server 5 日本語版」(以下「ColdFusion 5」)では、開発、管理、パフォーマンスといった面で大幅な強化が図られた。グラフ表示エンジンや、何度も登場する機能をリピート使用できるユーザー定義、SQLを用いて違うソース内にあるデータとメモリ内のデータを統合・抽出できる「Query of Queries」、ログ解析ツールなどの新機能が加えられている。またコアエンジンのチューニングにより、前バージョン(4.5)と比べて最大で3倍のパフォーマンス速度に向上しているという。またXMLやJava、データベース、レガシーシステムなど、多彩なエンタープライズシステムやテクノロジー、プロトコルとの統合が可能だ。これについて米Macromedia社のColdFusionプロダクトマーケティングディレクターであるJeff Whatcott氏は「ColdFusionサーバーは、さまざまなサーバー間のノリ的な役割を務め、またいろいろなデバイスにWebアプリケーションを配信できる」と説明していた。
「ColdFusion 5」はProfessional Edition(Windows版のみ)とEnterprise Edition(Windows版、Solaris版があり)、価格はProfessional Editionで32万円~、Enterprise Editionで120万円~。9月11日~10月25日まで旧バージョン(4.5日本語版)を購入した場合は無償アップグレードの対象となる。販売はアイ・ティ・フロンティアなどの販売パートナー企業を通じて展開し、初年度で4,500本、25億円程度の売上げを見込んでいる。
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(2001/9/11)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]