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■URL
http://www.pewinternet.org/reports/toc.asp?Report=40
非営利調査機関の米Pew Internet & American Life Projectは9日、米国のお年寄りを対象としたインターネットの利用状況に関する調査報告を発表した。同調査は2000年3月から12月にかけて実施され、65歳以上のお年寄り4,335人を含む、18歳以上の26,094人から回答を得た。
米国人口に占めるお年寄りの割合は13%だが、インターネット人口に占める割合は4%と人口比に比べて少ない。このようなお年寄りのインターネット利用状況に関する調査報告は少ないが、今回の調査により、お年寄りがインターネットを家族とのコミュニケーションや健康情報の検索、投資の追跡などに利用していることが明らかとなった。
全体的には米国成人の56%がインターネットを利用しているが、65歳以上のお年寄りではその割合はわずか15%。インターネットを利用しているお年寄りは「結婚している」、「教育水準が高い」、「経済的に余裕がある」、「男性が多い」など、初期のインターネット利用者と特徴が一致している。
インターネットを利用しているお年寄りの84%は、仕事や学校とは関係のない理由でインターネットの利用を始めた。その理由として家族に勧められたと回答したのは48%で、全年齢層に比べて高い割合だった。また、お年寄りの56%はインターネットが家族との関係を向上したと答えている。
お年寄りがインターネットを利用する目的として、電子メール(93%)、趣味に関する情報収集(58%)、ニュースの閲覧(55%)、健康や医療に関する情報検索(53%)、Web閲覧(53%)、天気予報のチェック(53%)などが挙げられた。これより若い世代では、仕事関連の調査、ショッピングなどが上位に入っている。
(2001/9/11)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]