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■URL
http://www.ifpi.org/press/20010911.html
国際レコード産業連盟(IFPI)は11日、レコード会社との1回のライセンス契約で、地上波放送の音楽番組をインターネットを通じて世界20カ国以上に同時に配信できるライセンスシステムを発表した。ライセンスは主に放送局を対象とするもので、これらの対象国はまもなく30カ国に拡大される予定。新ライセンスシステムは1年間の試験期間を経て、2002年5月1日に運用開始される。
同時配信(Simulcast)は、アナログとデジタルの方式で情報を提供すること。現在、同時配信業者は世界で5,000社と見積もられ、3年前の750社に比べて大幅に増加している。これまで、地上波放送番組をインターネットで同時配信するには、配信する国ごとにライセンスを得る必要があった。新システムはこのような手間を省くもので、合法的なオンライン音楽市場の拡大に向けた重要なステップとなる。
新システムを開発したIFPIは、世界の大手レコード会社や独立系レコード会社など1,400社以上を代表するレコード業界の業界組織。IFPIのJay Berman会長兼CEOは「これは、インターネット上の音楽配信に向けた国際ライセンス問題に取り組んだ最初のステップだ。レコード業界は、世界中の音楽ファンに到達するための方法としてインターネットを活用することを決定した」とコメントした。
(2001/9/13)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]