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■URL
http://www.Nipc.gov/warnings/advisories/2001/01-020.htm
米連邦捜査局(FBI)の米国家インフラ保護センター(NIPC)は14日、11日に発生した同時多発テロの影響で、ハッキング活動が増加しているとの警告を発した。「愛国者(patriot)」と名乗る政治的ハッカーが、テロ攻撃に関連すると見られるサイトを標的としており、NIPCは既に自警的ハッキング活動を促す通知を受けたという。
さらに、古いコンピューターウィルスを今回の事件に関連する名前に変更したウィルスが増殖していると警告。NIPCは、既知のウィルス「life_stages.txt.shs」を、世界貿易センター(WTC)に関連する「wtc.txt.vbs」に変更したウィルスの報告を受けている。
NIPCでは、このようなサイバー攻撃による被害を防ぐため、システム管理者に対し、ユーザーへの認知度の向上、ウィルス対策ソフトの更新、メールサーバーでの添付ファイルのチェック、入出トラフィックのフィルタリング、対応措置や復旧手順の確認、などを実施するよう呼びかけている。
一方、ハッカーに対しては、このような行為は不法行為であり、最大5年間の懲役を科せられる重罪だと警告。自警行為によって国に奉仕していると考えているハッカーは、実際には国に危害を加えていることを認識すべきだと訴えている。
(2001/9/17)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]