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エックスドライブ・ジャパン株式会社は、この秋~冬にかけての事業展開予定を発表した。7月から開始している企業向けの製品・サービスに加えて、個人向けサービス、またデータセンター向けの製品も追加し、事業拡大を図る。
エックスドライブのサービスは、オンラインストレージサービスを、WindowsのCドライブやDドライブと同様、ハードディスク上に「X」というドライブが存在する感覚で手軽に使える点が特徴だ。通常のオンラインストレージサービスでは、オンラインスペースとローカルでやりとりするファイルを、1つ1つ指定するといったわずらわしい面があるが、エックスドライブの場合、ドラッグ&ドロップでファイルのアップロード・ダウンロードが可能だ。
今回発表されたラインナップは、企業向けのオンラインストレージサービス「Xdrive Enterprise」、個人向けのオンラインストレージサービス「Xdrive Plus」、企業向けのストレージングソフト製品「Xdrive XE」、データセンターなどサービスプロバイダー向けのストレージングプラットフォーム「Xdrive SP」の4種。うち「Xdrive Enterprise」と「Xdrive XE」は、この7月から展開している企業向けのASP・製品の新バージョンで、従来のバージョンにアドレス帳やファイル検索機能、セキュリティボックス機能などを新たに追加し、機能強化を図った形となる。どちらも12月1日から新バージョンによるサービス開始、および出荷開始となるが、価格体系などの詳細は追って発表するとしている。
また今回新たに追加された個人向けオンラインストレージサービス「Xdrive Plus」は、米国で現在有料で展開している個人向けサービスと同様の機能を提供するものだ。現在米国では25MBのディスクスペースを1ヶ月4.95ドルで提供しているが、日本でもこれに則した料金体系のサービスを展開する方向で、現在は11月のサービス開始を予定している。
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(2001/9/17)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]