【支援】

ピクチャーテル、米国テロ被害者支援活動でテレビ会議を無償提供

■URL
http://www.pictel.co.jp/pub/news/n-010918.htm (日本版のリリース)
http://www.picturetel.com/aboutus.asp?name=abthh.xml

PictureTelのサイト。中央の「Video Relief」バナーから支援活動ページへとべる
 ピクチャーテル株式会社は、米国同時多発テロで被害を受けた個人や企業に対し、テレビ会議を使った救援支援を行なう「Video Relief」を開始した。

 これは米PictureTel社の発案によるもので、同社や提携企業などが持つテレビ会議対応施設を、テロで被害を受けた人々に無料で使用してもらう活動だ。テレビ会議の特性を生かし、多人数がお互いに姿を見ながらコミュニケーションをとったり、声だけではなく映像でも無事を確認することで、被害を受けた人たちの支援を行なうことが目的だ。PictureTel社では9月13日からこの「Video Relief」の参加をパートナー企業・ユーザー企業に呼びかけ、すでに37カ国・300ヶ所以上のテレビ会議対応施設が参加しているという。

 日本でもピクチャーテルをはじめ、大塚商会、ジョンソン・エンド・ジョンソングループ、NTT-ME、三洋電機が参加を表明。9月19日から1ヶ月間、全国10ヶ所のテレビ会議システム設置会議室などを無料で提供する。国際ISDN回線によるテレビ会議の通信料も、参加各企業が負担する。特にピクチャーテルは東京と大阪の2ヶ所で、土日を含む24時間体制で対応する。利用には希望する施設への事前予約が必要となる。

 なおピクチャーテルでは、緊急対策の組織や病院、人道的援助グループなどに対して、テレビ会議機器の貸し出しも行なっており、すでに100台を超えるシステムを貸し出しているという。また今後も同業他社を含めて、広く「Video Relief」活動への参加を呼びかけていく。

(2001/9/18)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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