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■URL
http://www.trendmicro.co.jp/nimda/
http://www.trendmicro.co.jp/
トレンドマイクロ株式会社は、20日9時より「Nimda」ワーム自動駆除ツールの無償提供を開始したが、アクセス過多により20日20時現在、駆除ツール提供ページには非常につながりにくくなっている。この状況に対応する為、トレンドマイクロでは、パートナー企業などを通じて対策ソフトをダウンロードできるサイトを追加する検討を進めているという。
「Nimda」ワームは、9月18日に米国で発見された新種のワーム。メール受信・Web閲覧・共有ファイルからなど複数の経路から感染する可能性のある、悪質なワーム。トレンドマイクロによると、20日サポートセンターには166件の問い合わせがあり、世界全体では、約8万3千件の被害があったとしている。19日より、MSN・農水省・共同通信・毎日新聞・早稲田大学などが感染被害にあっているなど、非常に早い速度で被害を広げている。
トレンドマイクロでは、この状態をいち早く解決するべく「Nimda」ワーム自動除去ツールの無償提供を開始するに至った。このツールは、「Nimda」に感染したマシンについて、感染ファイルの駆除または削除とシステムの修復を行なう自動修復ツール。サイト上より自分のマシンにこの駆除ツールをダウンロードし、ダブルクリックをするだけで駆除および修復が可能だ。
「Nimda」は、メールのみならず社内LANなどからも感染することから、大企業では1台のマシンが感染した為に大量の被害をだすことがある。これを防ぐ為には、IEのSP(サービスパック)やIISのパッチ、アンチウィルスソフトの導入が必要となる。万が一共有フォルダのなかに大量のフォルダなどを発見した場合は、ウィルスチェックを行ない、早急に除去ツールを導入する必要がある。
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(2001/9/20)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]