【調査結果】

2001年上半期のオンライン広告売上は7.8%減~米業界団体が報告

■URL
http://www.iab.net/news/content/09_24_01.html

 オンライン広告の業界団体、米Interactive Advertising Bureau (IAB)は24日、2001年上半期のオンライン広告売上が37億6,000万ドルで、前年同期に比べて7.8%減少したとの調査結果を発表した。第1四半期の売上は18億9,300万ドルだが、第2四半期の売上は微減の18億6,800万ドル。同調査は、米大手会計事務所PricewaterhouseCoopersのNew Media Groupが実施した。

 売上減少の要因は、景気低迷による広告市場全体の縮小。しかし、米Competitive Media Reporting (CMR)によると、2001年上半期の広告売上はTVのスポット広告が14.7%減、ラジオのスポット広告が22.4%減、新聞の日曜版が10.4%減ととなっており、これらと比べると好調だとしている。

 この調査結果について、IABのRobin Webster社長兼CEOは「この数字は広告市場全体に一貫して見られるものだ。売上の減少はわずかで、広告業界全体の数値の範囲だ」とコメントした。なお、2001年下半期のオンライン広告売上は、米同時多発テロの影響で、さらに減少する可能性もある。

(2001/9/25)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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