|
■URL
http://www.realnetworks.com/company/pressroom/pr/2001/realoneplatform.html
http://www.realnetworks.com/company/pressroom/pr/2001/realonepartners.html
米RealNetworksは24日、新たなメディア配信プラットフォーム「RealOne Platform」を発表した。その中核となるのは、メディアエンジンと再生ソフト「RealOne Player」。RealOne Playerは「RealPlayer」と「RealJukebox」をベースとし、新たにメディアブラウザーを追加したもの。このプラットフォームを用いることで、コンテンツ事業者が標準的な言語を使ってコンテンツを容易に制作したり、Webサイトで音声・動画再生機能を提供できるようになる。
新プラットフォームは、米AdobeやMacromedia、Microsoftなどが提供するアプリケーションをはじめ、JavaやHTML、perlなど、さまざまな開発ツールやサービスとの互換性を確保しており、コンテンツ事業者や技術パートナーが著作権保護機能を備えたメディアコンテンツを制作して販売できるようになる。既に世界のコンテンツ事業者や技術パートナーなど150社がRealOne Platformへの支持を表明しているという。
これらの企業には、米ABC News、独Bertelsmann、米CBS.com、英EMI、フジテレビ、米Sony Pictures Entertainment、Universal Music Groupといったコンテンツ事業者、米Ciscoや米Compaq、米Hewlett Packard、米IBM、米Intel、米MusicNet、米Sun Microsystemsといった企業などがある。
RealOne Platformでは、広範なオープンAPIのセットが公開され、さまざまなソフトウェア開発キット(SDK)によって拡張できる。また、コンテンツ制作向けのガイド「RealOne Authoring Guide」により、既存のWeb開発ツールやデジタルメディア開発ツールを使って、RealOne Platformのカスタマイズ機能や拡張機能を活用してメディアコンテンツを制作するための概要やサンプルが提供される。
RealNetworksは同プラットフォームの開発者向けプレビュー版を同社サイトで公開。また、同社は今後60日以内に、RealOne Platformを基盤とした「RealOne Service」を提供開始する予定だ。同サービスは会員制のメディア配信サービス「GoldPass」を拡充するもので、米MusicNetが提供する大手レコード会社の楽曲を初め、さまざまなコンテンツやサービスを提供する予定。同社は併せて、GoldPassを1年前に提供開始して以来、会員数が40万人を超えたことを明らかにした。
(2001/9/25)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]