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アルクは英語を中心とした語学教材出版や通信教育事業などを広く展開しており、語学学習・教育サイトの「SpaceALC」(子会社のスペースアルクが運営)は、1日110万PVのアクセスを誇る。近年、企業の人事などで重視されつつある英語力測定テスト「TOEIC」用の教材も1991年から提供しており、現在はTOEIC関連教材で40%のシェアを持つ。
今回開始する「eマラソン TOEICテスト730点コース」は、eラーニング市場への本格的な参入第一弾の商品となる。WBT(Web Based Training)のインタラクティブ性を生かしながら、個々のユーザーが英語力をもっとも効率よく伸ばせ、また飽きずに継続学習ができることを主題としてアルク内で教材開発を行なった。その結果、「モジュール・カスタマイズ方式」などの独自システムを盛り込んだオンライン学習コースが完成したという。
学習用ページのイメージ
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「eマラソン TOEICテスト730点コース」は現在TOEICスコア600点前後の人を対象にしており、標準受講期間は4ヶ月、標準学習モジュール数は192で、価格は3万8,000円(税別)となる。開講は11月26日で、11月1日よりサイト上で申し込みを開始する予定だ。モジュールをその都度生成して学習を行なうため、最低でも常時接続の環境が必要で、音声での発音を明瞭に再生するためにブロードバンド回線での利用を推奨している。なお現在はWindowsのみに対応している。
今後は他の点数を目標とするコースも順次開講し、2003年4月には730点・600点・470点・860点(開講時期順)の4コースが揃う予定だ。当初はWebサイトなどアルクグループによる販売を行ない、600点コースの開講(2002年3月予定)以降はISPやブロードバンドサービス業者を通じた販売も展開する方向という。アルクでは「eマラソンTOEICテストコース」全体で、2005年度には約10億円の販売を見込んでいる。
(2001/9/28)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]