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NTTコムウェア株式会社(8A07ブース)では、Linuxを搭載した情報家電・端末制御装置「L-BOX」、PCや携帯端末、車載端末などから複数のASPサービスを一括して受けられるサービス統合エージェントプラットフォーム「TeaTray」などを参考出展している。
「L-BOX」は、Linuxを搭載した小型の情報家電ターミナルで、10/100BASE-Tを2ポート、外部インターフェイスにUSB(2ポート)、およびタイプIIのPCカードスロットを2つ備えている。PCカードを利用することで、無線LANのアクセスポイントとなったり、LANポート経由でFTTHやADSLなどの高速インターネットにも接続できる。また、端末内部にファイアウォール機能も備えている。
ブース内のデモでは、カメラ付きドアホンで撮影した来訪者の画像を「L-BOX」内に保存すると同時に、携帯電話からその画像を確認できるシステムや、USB経由で電灯やステレオの電源のオン/オフするデモを行なっていた。
NTTコムウェアによると、Linuxで動作するアプリケーションを開発することで、「L-BOX」にはさまざまな利用が期待できるとしている。そのため、多くの企業と協力して、周辺機器の充実を図った上で市場に投入したいという。
ラジコンを使った「TeaTray」のデモ |
一方、「TeaTray」は、PCだけでなく、カーナビなどの車載端末、携帯電話などの移動体端末から、常に一定のASPサービスを受けることができるプラットフォームサービスだ。
会場では、ラジコンカーを使って、交通事故が起きた場合の対応デモを行なっている。事故が発生すると、自動的に保険会社や修理工場、タクシー会社などのASPサービスに通知され、必要な手配や同時に処理される。これ以外にも、盗難防止サービスや、レストラン・駐車場などの予約サービス、出張に伴なう手続きを一括して行なう「ビジネスセクレタリーサービス」などが考えられる。
NTTコムウェアでは、さまざまな業種の企業と連携して、「TeaTray」サービスを1~2年以内に開始したいとしている。
(2001/10/2)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]