【イベントレポート】

5.2GHz帯を使った無線LAN製品が参考出展

 株式会社東芝のブース(11C32)とTDK株式会社のブース(1C01)に、それぞれ次世代無線LANシステムとして5.2GHz帯を使った製品が参考出展されている。

 東芝は、屋内でのホットスポット的利用を想定した最大36Mbps(下り)の実験機を展示している。専用サーバーからコンテンツをダウンロードするという使い方を想定している理由は、現在の技術では、高速回線を使ったブロードバンド向けコンテンツを十分に楽しめるのはPCだけで、PDAや携帯電話などではそのポテンシャルを十分に生かせないと見ているからだという。まだ、実験機ということで、非常に大きな筐体での出展だったが、東芝によると、2002年第1四半期を目処にLSIチップ製品をエンジニア向けに出荷する予定だ。

 一方、TDKではIEEE802.11a準拠の5.2GHz無線LAN用PCカードとアクセスポイントを使ったデモを行なっている。こちらは、最大54Mbpsの転送速度を生かして、コンテンツサーバーからPCカードを経由してセットトップボックスへ動画を送信している。


東芝による実験機。最大36Mbps

TDKのデモ。最大54Mbps

(2001/10/2)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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