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| ウェブ上の「コレクションBOX」。「サイクロン」「カメバズーカ」「ザンブロンゾ」は複数個購入されているのがわかる。好きなキャラクターをダブルクリックすれば、別ウインドウに3D表示される |
玩具菓子や“ガチャポン”などのミニフィギュア収集がブームとなっているが、これをネット上でバーチャルに再現しようというサービスが登場した。バンダイネットワークスの運営するウェブサイト「LaLaBit」で23日、特撮キャラクターなどの3Dフィギュアデータを販売する「バーチャカプセル」がスタートした。
バーチャカプセルでは現在、「仮面ライダー」シリーズ全9種と「世界の動物」シリーズ全19種をラインナップ。1体100円（決済はクレジットカードまたはWebMoney）で販売されている。ただし、購入するキャラクターの種類を選べないという点がポイントだ。その一方で、フィギュアにはシリアルナンバーが付けられていたり、それぞれシリーズをコンプリートするとスペシャルフィギュアがゲットできる仕掛けもある。コレクション心をくすぐる、いわばデジタル版の“ガチャポン”と呼べるサービスである。
購入したフィギュアについては、ウェブ上に用意されたユーザーごとの「コレクションBOX」に保管されるが、その中から好きなキャラクターのデータをパソコンにダウンロードしておき、デスクトップ上のマスコットとして表示できる。エイチアイの開発した3Dエンジン（J-フォンの携帯電話にも提供されている）を採用しており、フィギュアを360度好きな角度から眺めたり、縮小／拡大表示、光源の調整も可能となっている。
なお、ウェブ上のコレクションBOX、デスクトップともに3D表示できるのは1体までだ。コレクションをずらりと表示して悦に浸るというような楽しみが味わえないのは残念である。また、購入時にはシリーズ内の全種類が同じ確率で出現するようになっていることから、同じフィギュアを何体も購入してしまうリスクがあることもリアル（？）に再現されている。本物のガチャポンであれば、だぶっているキャラクターを他のユーザーと交換することもできるが、バーチャカプセルのデータは暗号化されており、自由にコピーして交換できないという。今後はぜひ、交換の場を提供するサービスの提供が期待される。
バーチャカプセルは、Windows95/98/98/2000/Meに対応。ブラウザーはInternet Explorer 4.0/5.0/5.5が必要となる。バンダイネットワークスでは今後、「ウルトラマン」「機動戦士ガンダム」などのシリーズを予定しており、1年間で5万人のユーザー獲得を目指す。
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| デスクトップにマスコットとして表示した「仮面ライダーV3」(左)と「スマトラトラ」(中)。専用ソフトでジオラマを作成することも可能だ(右) | ||
(C)石森プロ・東映
(2001/10/23)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]