|
■URL
http://www.projectliberty.org/
「Microsoft Passport」とは異なり、「Liberty Alliance Project」ではオープンな認証ソリューションを提供する──。 米Sun Microsystemsの上級副社長でiPlanetの社長でもあるMark Tolliver氏が30日、都内で開かれた記者説明会でLiberty Alliance Projectについてこう強調した。
Liberty Alliance Projectは、Webサービスの実現に不可欠なシングルサインオン認証システムを共同開発するために発足した業界団体だが、現在35社が参加しているほか、発表から3週間で2,000社に及ぶ企業から参加したいという声をもらっているという。説明会に同席したサン・マイクロシステムズの末次朝彦取締役も、Liberty Alliance Projectの「いいだしっぺ」は確かにSunだとしながらも、別にSunがすべてを仕切ろうというものではないとして、広い賛同を得ているこのプロジェクトがすでにオープンな活動であることを強調している。
一方、Microsoft側でもすでにPassportの開放計画を発表している。Webサービスソリューション市場でも、2社の熱い闘いが展開されることになりそうだ。
なお、Liberty Alliance Projectでは今後、特にポリシー面におけるシングルサインオン認証システムの仕様を策定。Sun自身がiPlanet製品にこれを実装するほか、他社製品も含めて2002年に対応製品が出荷される見込みだという。
◎関連記事
■米Sunなど33社、シングルサインオン認証の業界団体を設立
(2001/10/30)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]