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ニフティの代表取締役社長である 渡辺武経氏 |
ニフティ株式会社は1日、記者向けの懇談会を開催した。同社の運営する「@nifty」は10月22日に会員500万人を突破している。懇談会では、その@niftyが約1年間にわたり提供しているブロードバンドサービスの実績と今後の展開について明らかにした。
まずニフティの代表取締役社長である渡辺武経氏が登場し、約1年間提供しているブロードバンドサービスの実績を挙げた。@niftyにおけるブロードバンドユーザーは9月末現在30万人となっており、11月1日から申し込みを開始したADSLの8Mbspサービスをきっかけにさらに急激な伸びを示すだろうと予測している。有料コンテンツについては、音楽サイト「SOPHIA ETERNAL WEBSITE」やインターネットアニメ「ブラック・ジャックサイト」など熱心なファンがいるコンテンツと「イングリッシュタウン」など教育やビジネスに関わる実用サービスが確実にユーザー数を伸ばしていると発表。また先日行ったアンケートによると、ヘビーユーザーではなく普通に使っているユーザーでもブロードバンドサービスに乗り換えていると結果が出たという。アプリケーションについては、VoIPサービス「BitArena」やインスタントメッセンジャー「デリポップ」も着実にユーザーを伸ばしており、今後のキラーアプリケーションなるとブロードバンドにおける方針を語った。
今後の展開としては、パソコン通信時代から築き上げてきた「フォーラム」を中心にユーザー間のつながりを支援するサービスの充実を挙げた。1つは、2002年3月開始予定の「個人間決済」だ。各ユーザーが作ったコンテンツを有料で配信できるプラットフォームをニフティが整え、ユーザー間のコミュニティをより活発にするのが狙いだ。
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(2001/11/1)
[Reported by adachi@impress.co.jp]