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■URL
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2001NEWS/0011/1106.html
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は6日、スパムメールなどの受信者の希望に反して大量に送りつけられる「迷惑メール」対策として、OCNサービスのIP通信網契約約款の改正などを含む強化策を発表した。
今回改定された約款により、「迷惑メール」を送信しているOCN契約者の利用停止や契約解除措置が強化された。従来の約款では、1契約ごとに利用停止を行なっていたため、「迷惑メール」送信者が複数のアカウントを持っている場合には解決に至らなかった。このような複数契約者に対して、一括して全契約を解除できるように約款を改正し、11月上旬より適用を開始している。
さらに2001年度中には、他のプロバイダーとの連絡窓口を設置し、共同で「迷惑メール」送信者の特定や利用停止・解除を行なう体制作りを目指す。また、2002年1月までに、サーバー側で一度に大量に発生したメールの送信に制限をかけるシステム導入や、同年2月までに、ユーザーがメールアドレスを指定して受信拒否設定ができるサービスを導入する予定だ。
これまでにNTTコムでは、ヘッダ情報のFrom欄の詐称防止機能をサーバーに追加したり、契約者のサーバーがメール中継の踏み台にならないように無料でセキュリティ診断サービスを展開してきた。なお、「迷惑メール」を受け取ったOCNユーザー向けに、「迷惑メール」転送窓口( abuse@ocn.ad.jp )を用意している。
(2001/11/6)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]