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タワーレコード、音楽フリーペーパー「bounce」のWeb版を12月オープン

■URL
http://www.bounce.com/
http://www.towerrecords.co.jp/


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 タワーレコード株式会社は、音楽情報サイト「bounce.com」を12月1日より開始すると発表した。同社では、従来より新譜情報などを掲載した月刊のフリーペーパー「bounce」を発行しているが、bounce.comはそのWeb版となるものだ。

 bounce.comでは、ペーパーのbounceのコンテンツをデータベース化し完全にオンラインで提供するほか、Web版独自編集による記事も掲載する。音楽関連ニュースはデイリーで更新し、動画や音声による情報も配信する。また、過去に発行された絶版bounceの記事も順次掲載していくとのこと。

 最大の特長は、タワーレコードが運営しているオンラインCDショップ「@TOWER.JP」との連携で、bounce.com上で紹介された音楽情報で購入可能なCDについては「@TOWER.JP」へのリンクが設置される。タワーレコードを始めHMVなど大手CDショップが従来から発行しているフリーペーパーは、リアル店舗でのCD購入を促すことを目的としているが、今回のbounce.comは、「紙メディア」+「実店舗」の関係を、「Webメディア」+「オンラインショップ」に置き換えたものとなる。店舗内でペーパーを片手にCDを探し回るより、レビューを読んで即購入できる点がWebメディアならではの利点といえそうだ。

 なお、ペーパー版のbounceは、1982年に創刊され(当時の誌名は「WESTCOAST MUSIC SCENE」)、現在40万部が発行されている。「お客さんをCD購入に導く」という目的を持ったPR誌と言えるが、「無料」「情報が豊富」という点ですでに多くの支持を得ている。多くのオンラインCDショップが単にCDを“陳列”するだけではなく、レビューなどのコンテンツを増やし購買へつなげようと努力する中で、すでに音楽ファンからの認知度が高いbounceをWeb上に持ってきたのはタワーレコードの強みといえるだろう。

(2001/11/7)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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