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■URL
http://www.eff.org/IP/P2P/MGM_v_Grokster/20011106_eff_musiccity_pr.html
米オンライン市民団体のElectronic Frontier Foundation (EFF)は6日、デジタル音楽交換サービスの米MusicCityを巡る訴訟において、新技術に対するハリウッドの支配力を制限するための重要な訴訟だとして、MusicCityの弁護団に参加したと発表した。
EFFで知的財産権を担当するFred von Lohmann弁護士は、O'Reilly主催の会議「Peer-to-Peer and Web Services Conference」で開かれた記者会見において、「この訴訟は、技術革新の自由および公にコミュニケーションする権利に関するものだ」と訴訟に加わった意義を説明した。
MusicCityは、P2P型のファイル交換システム「Morpheus」を開発した企業。Morpheusを介して、ユーザーは相互に接続し、あらゆる種類の情報を共有可能となる。これに対し、大手エンタテインメント企業29社が、Morpheusユーザーの著作権侵害行為にMusicCityが責任を負うべきだとして、ロサンゼルス連邦地裁に提訴している。
EFFは、MorpheusのようなP2Pファイル交換技術プラットフォームは著作権侵害に利用されるだけでなく、合法的な目的にも利用されていると訴えている。EFFのRobin Gross弁護士は「エンタテインメント業界はかつてビデオカセットレコーダーを禁止しようとしたように、インターネットの次のキラーアプリとなる技術を奪おうとしている」と主張している。
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(2001/11/7)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]