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■URL
http://www.cdn-japan.com/
インターネットイニシアティブ(IIJ)、日本オラクル、シスコシステムズなど8社による共同プロジェクト「CDN JAPAN」は13日、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)の実証実験を同日より開始すると発表した。CATVインターネットやADSLのユーザー向けにストリーム動画コンテンツを配信し、CDNプラットフォームの評価を行なう。
すでに国内でもCDNへの取り組みが多く見られるようになったが、このプロジェクトの特徴は、設立メンバーである3社の顔ぶれからも推測できるようにインフラ面に軸足を置いていることと言える。今回稼働する「CDN-Jプラットフォーム」は、IIJのブロードバンドバックボーン「HSMN(High Speed Media Network)」、シスコのCDNソリューション、オラクルのデータベース製品が核となっている。
具体的には、HSMNのエッジ部分にキャッシュサーバーを配置し、コンテンツを事前に配信。ユーザーからリクエストがあった際に、コンテンツルーティング技術により常に最適の経路で配信することで品質を確保する。また、コンテンツIDフォーラムの推進する「コンテンツID」によるコンテンツ保護・認証機能も導入し、コンテンツプロバイダーが「Oracle9i」上で管理できるようになっている。
実証実験は、2002年3月まで実施する予定。HSMNで接続されている全国14社のCATV局のインターネットユーザー、IIJ4UおよびSo-netのADSLユーザーが配信の対象となる。
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(2001/11/13)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]