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新しいトップレベルドメイン(gTLD)「.museum」の管理組織であるMuseum Domain Management Association (MuseDoma)は15日、同ドメインの実証運用を開始したと発表した。「.museum」は初の“Sponsored”ドメインで、取得できるのは博物館や美術館、および関連する団体や個人に限られる。
同ドメインの運用開始に当たり、スタートアップ期間を設け、現在の実証段階では、初回に登録申請した中から選ばれたドメイン名のみを運用する。ユーザーはこれらのドメインにアクセスしたり、電子メールを送ったりできるようになる。次回は、仮のドメイン名登録受付を11月21日に再開し、実証用のデータベースに追加する予定。
この実証段階は、「.museum」ドメインに関する協定や方針などをさらに発展、改善するために不可欠なもの。実証段階を終了次第、正式に同ドメインを登録して本運用を開始する予定だ。
また「.museum」ドメインでは、第2レベルのドメイン名(SLDs)を設ける。例えば、「http://art.museum」は、「chicago.art.museum」や「renwick.art.museum」など、SLDの下に登録された全ドメイン名の一覧を表し、「http://science.museum」は「london.science.museum」や「denver.science.museum」などの科学博物館の一覧を表す。
MuseDomaのCary Karp会長は「.museumに対する初期の反応は圧倒的に肯定的だった」とし、「これまでに、文化団体や科学機関、米国内外の博物館・美術館協会から、2,000件以上もの仮ドメインの登録申請を受け付けた」ことを明らかにした。
(2001/11/16)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]