【ブロードバンド】

イー・アクセス、8M対応ADSLの回線速度分布を発表

■URL
http://www.eaccess.net/jp/press/2001/pr011203-2.html

 イー・アクセス株式会社は、8Mbps対応のADSLサービスにおいて「実際にユーザーが利用しているリンクアップ速度の測定結果」を発表した。この報告によると、線路長が1.5km以内の場合、78%のユーザーが6Mbps以上を、98%が3Mbps以上の速度を実現している。

線路長と速度の関係についての結果

 この測定結果は、ユーザー宅からNTT局舎までの回線速度について。従って、実際のインターネットでの速度は、プロバイダーのバックボーンなどによって速度が変化する。イー・アクセスでは、ユーザーが利用している回線について、随時速度をモニターしており、データが日々イー・アクセスに報告されているという。今回の測定結果は、そのデータを元に作成された。

 報告では、現在8Mbps対応のADSLサービスを利用中のユーザーの回線速度と、線路長についての相関関係が紹介されており、イー・アクセスの論評も掲載されている。それによると、「線路長が1.5km以内の回線は、ISDN等の影響を受けにくく、最大速度に近い速度を実現している」「線路長が3.5kmを越える場合、1.5Mbpsを越える速度はかなり難しく、G.lite Annex C 規格からG.dmt Annex C規格へ変更しても、大きな性能の向上は見込めない」などと述べられている。

 上記の報告を参考にする為には、自分の自宅からNTT局舎までの線路長を知る必要がある。自分の線路長を知る為には、「NTTに申請して正式な線路長を調査依頼する(有料)」、「電話回線が大きな道路に沿って配線されていることから、地図上で調べる」「116に電話して教えてもらう」という方法が考えられる。今日、実際に116に電話して「現在、ADSLの導入を検討しているので、局舎から自宅までの回線の長さを教えて欲しい」と聞いたところ、問題なく教えてもらえた。但し、これには116担当者の裁量によって異なってくる可能性があるので、必ずしも回答を得られるとは限らないが、試してみる価値はあるだろう。

 現在の回線速度に疑問のあるユーザーは、自分の回線長を調べ、分布図との比較をしてみて、原因の追求の材料として利用してみることも可能だ。

A :6M~
B :4.5M~6M
C :3M~4.5M
D :1.5M~3M
E :~1.5M

(単位:bps)
A :6M~
B :4.5M~6M
C :3M~4.5M
D :1.5M~3M
E :~1.5M

(単位:bps)
「線路長2km以下におけるリンクアップ速度の分布」 「線路長2km以上におけるリンクアップ速度の分布」 

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(2001/12/3)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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