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■URL
http://www.plala.or.jp/access/guest/dyndns/
http://www.plala.or.jp/access/living/releases/nr01_dec/0011203.html
株式会社ぷららネットワークスは3日、同社の一部会員向けの無料オプションサービスとして、ダイナミックDNSサービスの提供を開始した。ダイナミックDNSとは、固定IPを持っていないユーザーでも、あらかじめ設定したドメイン名で、自宅などに設置したサーバーを運用できるサービスだ。
このサービスの対象となるユーザーは、ぷららの「フレッツ・ADSLプラスセット」もしくは、「フレッツ・ISDNプラスセット」の会員だ。ダイナミックDNSによって割り当てられるドメインは、「xxxx.plala.jp」となり、「xxxx」の部分は任意に登録できる。
プロバイダー経由でインターネットに接続すると、毎回異なったIPアドレスが付与される。自前サーバーを特定のドメイン名で運用する場合、ドメイン名とIPアドレスをDNSサーバーに登録する必要がある。従来、ダイナミックDNSを利用する場合は、事前にドメインとIPアドレスを登録する専用ソフトをインストールしたり、サービス業者に対してIPアドレスを手動で通知・設定する必要があった。今回のサービスではぷらら独自のシステムにより、ユーザーがぷららに接続すると、付与されたIPアドレスを自動的にぷららのDNSサーバーに反映するので、ユーザーは何もする必要がない。
ダイナミックDNSを利用すると、簡単に専用のドメインを運用できる利点もあるが、同時にサーバー管理者としてセキュリティ面に留意する必要がある。ぷららでは、セキュリティに関してはサーバー管理者の自己責任を強く訴えており、また、不正コピーなど違法なデータの公開したり、“踏み台”になるなど第三者に迷惑をかける行為を行なった場合は、ぷららへの接続禁止も含めて即座に対応していくとしている。
これまでISP各社は、セキュリティ面などで自前サーバーを建てることに対して難色を示していたが、ぷららでは、ユーザーからの要望の声などを汲み取りながら、サービス提供へと踏み切ったとしている。
(2001/12/3)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]