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■URL
http://www.icann.org/announcements/announcement-03dec01.htm
ICANNは3日、アジア地域におけるドメイン名紛争を仲裁するための機関「Asian Domain Name Dispute Resolution Centre」(ADNDRC)を認可したと発表した。同センターは、ICANNの「統一ドメイン名紛争処理方針」(UDRP)に基づいて権限を認められている。
ADNDRCではアジア言語に通じた中立的なパネリスト(審査員)に裁定を委託する。ADNDRCは、香港国際仲裁センター(HKIAC)と中国国際経済貿易仲裁委員会(CIETAC)との、過去数年間に渡る協議の結果誕生した機関だ。香港や中国以外の仲裁機関とも協力し、今後アジア各国におけるドメイン名紛争の仲裁を行なっていく。
ADNDRCは2002年2月28日、まず北京および香港の事務所で紛争処理の受付を開始する。運営開始2カ月間は、1カ月間に受け付ける処理件数を最大20件に限定するが、その後は1カ月間に200件以上に増やす予定だ。
ICANNによってドメイン名紛争仲裁センターとして指定された機関には、米ニューヨークのCPR Center for Dispute Resolution、米ミネアポリスのNational Arbitration Forum、スイスのジュネーブの世界知的所有権機関(WIPO)があり、ADNDRCはこれら3機関に加わることになる。
(2001/12/5)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]