【トラブル】

アッカ、8Mbpsサービスで速度が遅くなる障害を発表

■URL
http://www.acca.ne.jp/support/user_support/date/20011205.html

 株式会社アッカ・ネットワークス(以下、アッカ)は、同社の8Mbps対応ADSLサービスを利用中のユーザーの一部で、スループット(実効速度)が出ない事やインターネットに接続できないなどの障害が発生していることを発表した。

 今回の対象ユーザーは、アッカのADSL接続サービスを利用中のユーザーのうち、2Mbps程度より遅い速度でADSLリンクが確立しているユーザーとなる。また、この現象は、モデムの種類には関係なく発生している。実際に発生している障害は、「スループットが出ない」「ADSLリンクは確立しているにもかかわらず、PPP接続ができず、IPアドレスが取得できない」「MTUを小さい数値にしなければインターネット接続ができない」などだという。

 これらの障害の原因は、ユーザー宅からNTT局舎内のアッカ局側機器(DSLAM)までの通信速度が、局側機器からインターネットまでの間との接続速度より著しく遅い場合に、局側機器においてデータの流れが阻害されてデータ転送速度が極端に低下することが原因だ。現在、アッカ局側機器の問題については、速度差がある場合でもデータ転送が円滑に行なわれるような対策を実施しており、来週までには完了する予定だという。

 また、現在利用している環境によっては、ADSL回線に悪影響を及ぼすノイズ(鉄道・道路・工場・放送局の電波など)が入ることや、ISDNからの干渉を受けることにより、ADSL転送エラーが頻発する場合にも、ADSLリンク速度にかかわらず上記のような症状が発生する。ADSL転送エラーが頻発する場合は、通常モデムが自動で切断→再接続を繰り返すことによりある程度解消される。だが、根本的な解決の為には、上記の問題とは別に、接続速度を下げて接続を安定させる作業が必要になるという。このような現象に悩まされるユーザーは、契約プロバイダーに連絡し、接続速度を落とすことにより対応が可能だ。

(2001/12/6)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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