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■URL
http://www.careerjournal.com/
http://www.nytimes.com/
http://bostonworks.com/
The Wall Street Journal、The New York Times、The Boston Globeの米国東部にある新聞3紙が5日、3紙が運営しているオンラインの求人広告サイトを連携させたことを発表した。求人広告を出しやすくし、他の求人広告サイトとの競争力を高めるのが狙いだ。
提携するのはThe Wall Street Journalが運営する「CareerJournal.com」、The New York Timesが運営する「NYTimes.com」、The Boston Globeが運営する「BostonWorks.com」の3サイト。広告主はこれまで米国東部地域に対して求人広告を出そうと思った場合に3つのサイトそれぞれに求人広告を出さなければならなかったが、今日から1つのサイトで求人広告を掲載するだけで3つのサイトにその内容を反映されるだけでなく、求人広告の掲載の仕方も指定することができるようになった。これにより企業の人事部門の時間を節約でき、求人費用を大幅に節減できるとしている。
今回の発表でThe New York Timesの広告担当上級副社長Jyll Holzman氏は「この提携により企業は高水準の候補者を3紙の持つ強力な全国的ブランドと地域に根差したブランドのネットワークを使って見つけることができるようにするものだ」とコメント、さらにBostonWorksの社長Peter Newton氏は「我々の統合したサイトのインターネット観客数は他のキャリアサイトと並ぶものはない」と述べ、既存の求人サイトを意識したコメントとなっている。
CareerJournal.com
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NYTimes.com
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BostonWorks.com
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米国ではIT不況に伴いインターネット広告の売り上げが減少する傾向が続いており、有力なブランドイメージを持つこの東部3紙も広告収入の落ち込みに苦しんでいる。The Boston Globeはさまざまな形態のインターネット広告を打ち出しており、The New York Timesも先日新しいインターネット広告表示方法を打ち出し、広告収入の確保のために努力を払っている。
(2001/12/6)
[Reported by taiga@scientist.com]