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■URL
http://www.sorette.com/ (12月12日開始)
IDなど入力することで会員認証が行なわれ、オンライン状態でCD-ROMソフトが閲覧できるようになる |
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は10日、CD-ROMソフトをブロードバンドユーザーに配信するサービス「SORETTE」を12日より提供すると発表した。既存CD-ROMソフトのプログラムを著作権を保護しながら、そのままオンライン向けに変換・配信できる。CD-ROMソフトの開発会社は、SORETTEを利用することで、新たなチャネルを持つことができるとしている。
SORETTEで扱うのは、語学学習ソフトや子供向け教育ソフトなど。コンテンツ事業者11社と提携し、40~60本のソフトを用意するほか、随時新ソフトも追加していく。ユーザーは、月額1,600円の定額料金で利用できる。まずは、CATVインターネット事業者3社のネットワーク内にサーバーを配置して各社の加入者向けに配信するほか、NTTコムでもウェブサイトを開設。ADSLなどの一般のブロードバンドユーザーも、インターネット経由で利用できるようにする。SORETTEでは、500kbpsの帯域があれば利用できるとしている。
SORETTEが教育・学習分野のソフトに絞ったのは、この分野がもっとも市場が期待できると判断したためだ。同社は今年春、茨城県つくば市内のCATVインターネットユーザー約220世帯を対象にSORETTEの実験サービスを行なったが、そのうち約1割が平日にSORETTEを利用、休日では2割が利用していた。また、継続して使いたいとした世帯が6割に達したという。
一方、SORETTEのプラットフォーム自体は、他の分野のCD-ROMソフトにも対応可能だ。NTTコムでは、このプラットフォームを「CDROMWING」サービスとして、ASPなどの形態で他の配信事業者向けにも提供していく。
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(2001/12/10)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]