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■URL
http://www.asp-v.com/
http://www.marubeni.co.jp/news/nl/nl011211.htm (リリース)
左からマイクロソフトの鈴木和典取締役、丸紅の飯田貞志取締役、山崎信一郎イネーブラ事業部長
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「V-Service」は、ブロードバンド回線を利用し、グループウェアやビジネスソフトウェアを企業向けにASPで提供する事業となる。ASPのサーバーは丸紅の多摩データセンターに設置され、専用線かインターネット経由のVPN接続でアクセスして利用する。利用する企業はサーバーやソフトウェアのライセンス購入・管理や、システム構築、運用といった作業をアウトソーシングすることが可能となり、コスト削減が図れるメリットがあるという。運営および営業は丸紅の事業会社であるヴェクタント、および丸紅情報システムズが行なっていく。
17日から開始されるサービスは2種あり、まず「V-Service for Exchange2000」では、サーバー型グループウェア「Microsoft Exchange 2000 Server」の電子メール・スケジュール管理などを提供する。比較的大規模な企業の利用を想定しており、従業員1,000人規模の企業でも、最短1週間でグループウェアの導入が可能になる。利用にはクライアントPCへMicrosoft Outlookのインストールが必要で、価格は1ユーザー月額3.980円~。
もう1種は「V-Service for Office XP」で、これは「Microsoft Office XP」をASPで提供するもの。CITRIX社のサーバーベースコンピューティングシステム「MetaFrame」を採用し、専用のクライアントソフト(約4MB)を利用することで、大容量のデータでも軽快な動作で利用できる点が特徴だ。価格は1ユーザー月額7,980円~だが、別途Office XPのライセンス料金が必要となる。
丸紅では「V-Service」事業で3年後に売上げ約20億円、クライアント数約3万人を目標としている。
(2001/12/11)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]