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ローカルテレビ番組はブロードバンドのキラーコンテンツとなるか?
北海道テレビ放送の「水曜どうでしょう」がネット配信に登場

■URL
http://www.htb.co.jp/suidou/ (水曜どうでしょう official website)
http://impress.tv/ (impress TV)

番組の顔となっているおふたり、鈴井貴之さん(左)と大泉洋さん(右) Copyright (c) 2001 HTB All Rights Reserved.

 インプレスコミュニケーションズは、同社が運営する動画配信サイト「impress TV」において、ローカルテレビ番組のインターネット配信に乗り出す。北海道テレビ放送(HTB)の人気番組「水曜どうでしょう」の配信を26日より開始する。

 「水曜どうでしょう」とは、北海道地区で毎週水曜日の深夜に放送されている30分間のバラエティ番組。内容は、パーソナリティを務めるタレント2人が毎回、変なことやくだらないこと、無謀なことなどに挑戦する(させられる?)というもの。例えば最近では、全国各地を回りながらその土地名物の“甘いモノ”の早食いを競う「対決列島」、北米を流れる川を素人の2人がカヌーで下る「ユーコン川160キロ」、札幌・博多間をホテルにも泊まらず30時間バスに揺られて旅する「深夜バスだけの旅」などの企画が実行された。ローカル深夜番組ならではの“ゆるい”演出がウケてか、深夜枠にもかかわらず視聴率は最高で18%台を記録、通常でも10%前後を誇る人気番組なのだという。番組自体も今秋で5周年を迎えた。

 impress TVでは、まず26日から無料コンテンツとして、放送済みの「ユーコン川160キロ」全7週分を公開。続いて2002年2月から8月までの半年間、新規放送分を2日遅れで有料公開していく。6カ月分の一括購入が2,400円、2カ月単位の購入が900円となっており、購入者はオンデマンドで各番組を視聴できる。実は同番組の過去放送分の再編集版については全国各地のローカル局でも放送している地域があり、一部に熱狂的なファンがいるということだ。しかし、北海道以外で本編を見られるのはimpress TVだけだとしており、北海道出身者だけでなく、広く有料会員を獲得したい考えだ。

 なお、impress TVでは今回の事業をローカルテレビ番組配信の「第一歩」と位置づけており、ユーザーの反応を見たうえで、他の局も含めてローカルテレビ番組配信についての事業性を検討する方針だ。

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(2001/12/12)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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