【サービス】

ライコス、検索エンジン「WiseNut」を採用してリニューアル

■URL
http://www.lycos.co.jp/
http://www.wisenut.com/

Lycosサーチの検索結果。上部にフォルダがあり、結果2番目のサイトをプレビューしている状態
 ライコスジャパン株式会社は、同社が運営するポータルサイト「Lycos Japan」の検索機能「Lycosサーチ」をリニューアルした。“Googleキラー”とも呼ばれる新進検索エンジン「WiseNut」(ワイズナット)を取り入れたロボット検索に注目だ。

 「WiseNut」は2002年初夏に米国WiseNut社が提供開始したロボット型検索エンジン。現在は15億ページを検索可能で、検索結果表示の速さや精度の高さなどから“Googleキラー”と目されている存在だ。これまでWiseNutでは日本語検索をβ版として提供していたが、「Lycosサーチ」での導入によって、WiseNutの日本語検索はLycosが独占的に提供する形となった。

 「Lycosサーチ」は以前からディレクトリー検索やニュースなどのデータベース検索とロボット型の全文検索を統合して検索結果として表示しているが、この形は今回のリニューアル後も共通している。結果ページではまずLycos内のチャンネル(該当チャンネルがある場合)からニュース、カテゴリ、サイト、ページ、ショッピングという順で結果が表示され、このうち“ページ”がWiseNutで検索した結果となる。

 WiseNutならではの機能として追加されたのが「フォルダ」と「プレビュー」だ。まず“フォルダ”は、検索結果上位のWebページを分類して似通った内容のページをフォルダにまとめて表示するもので、例えば“ペット”で検索すると、“総合サイト・通信販売・・ポストペット・ペットフード・ペットショップ・ペットシッター…”というフォルダが表示され、探している情報が見つけやすくなる。「プレビュー」は各検索結果の「プレビュー」リンクを押すと、該当ページの一部を検索結果の中に表示する機能。いちいちウィンドウを開かなくても、その場で自分の探しているページかの検討をつけることができて便利だ。

 なお今回のリニューアルに伴い、従来の「Lycosサーチ」で提供していたスーパーサーチ、画像音声検索、ダイレクトサーチは一時停止中だ。再開する際は別途アナウンスする予定という。

(2001/12/12)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp