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■URL
http://www.gartner.co.jp/press/pr20011214.html
電子自治体共同研究会は、全国の市町村など地方自治体における職員のIT浸透度について調査し、県別ランキングをとりまとめた。富山県が総合1位となり、2位鳥取県、3位高知県、4位石川県、5位福井県と続いている。以下、上位10県はいずれも「非都市部の自治体を抱える県」となっている。
調査は、パソコン普及率、インターネット普及率、パソコン習熟度の3項目について行なわれた。富山県はパソコン普及率で6位だったが、インターネット普及率で2位、パソコン習熟度で1位と、いずれの項目も上位をキープしている。一方、インターネット普及率で1位だったのは石川県だ。パソコン普及率も2位と高かったが、パソコン習熟度が14位とふるわなかった結果、総合で4位に止まった。なお、インターネット普及率の平均値は25.8％。最高でも62.3％に止まっており、最低は9.1％だった。
電子自治体共同研究会は、ぎょうせい総合研究所、価値総合研究所、ガートナージャパンの3社により設立された研究会。今回の調査は全国3,294の地方自治体を対象に実施され、1,878件の回答を得ていた。調査の結果について研究会では、地方の自治体ではハードウェア面の整備が先行しているものの、「ITの専門要員や情報化戦略を考えるCIO的な役職が不在の傾向」があるとしており、今後は運用面や活用面の充実が課題だと指摘している。
(2001/12/14)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]