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http://www.nri.co.jp/news/2001/011218.html
野村総合研究所(以下NRI)は、デジタル放送市場、コンシューマ向けのeコマース市場、及び、eラーニング市場についての2006年までの市場規模予測とビジネストレンド分析を発表した。
まずBSデジタル、CSデジタル、ケーブルテレビ(アナログ含む)、地上デジタルの「デジタル放送市場」は、2001年度の約3,800億円から2006年度には約1.3兆円に成長するとしている。特にBSデジタル放送が受信機器の低価格化などから大きく伸びるとして、現在の250万世帯から、2006年には1,405万世帯に普及すると予測する。またCSデジタル放送では、現在の299万世帯から、2006年には590万世帯に普及するという。
eコマース分野では、まずBtoC市場で、2001年度の9,400億円から2006年度には5.5兆円(約5.8倍)に達すると予測。通信料金の低下や常時接続の普及に伴って、インターネット利用者と利用時間が共に増加することでeコマースを利用する機会が増え、BtoC市場が大きく成長するとの見解だ。またオークションなど、個人間取引であるCtoC市場については、2001年度の約1,100億円から2006年度には約6,400億円に成長するとしている。BtoC市場の成長と同じ理由に加えて、エスクローサービスや損害補償など、取引の安全性を向上するサービスが定着することが成長につながるという。
WBTを主体としたeラーニング市場については、2001年度の190億円から、2006年度には1,000億円弱まで拡大すると予測。現在は企業研修での用途が主体だが、今後資格取得や大学講座といった分野での拡大や、遠隔教育システムの世界標準などのシステムが整えられることが市場拡大につながるとしている。
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(2001/12/18)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]