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■URL
http://www.google.com/news/newsheadlines.html
米Googleは、世界中のニュースサイトで構成された最新ニュースのヘッドラインを集めたページを公開した。Googleは今年から検索結果に最新のニュースを含めるようになっており、最近では検索結果に更新日時も記入するようになっていた。
この新しいページでは一つのページにトップニュースだけでなく「World」「US」「Business」「Entertainment」「Technology」「Sports」の分野に分かれてニュースが表示されるようになっている。それぞれの分野でニュースの内容別に5つほどのニュースが選択され、同じ内容を報じているサイトへのリンクが表示されている。
例えば、最近日本近海で発生した不審船事件の記事については24日の時点で「Bodies find fuels spy-ship suspicions」というSOUTH CHINA MORNING POST紙の見出しが代表として取り上げられ、その下に関連記事として「FINANCIAL TIMES」「STUFF NEW ZEALAND」「NEWS INTERACTIVE AUSTRALIA」など各紙の記事のヘッドラインが関連記事として列挙されている。そのためヘッドラインを読むだけで最新のニュースが一覧できるというメリットだけでなく、そのニュースを異なったメディアがどのように報道しているかを比較することが可能だ。
このページのトップには最新の更新日時が表示されるようになっているが、使ってみたところ平均して1時間から2時間前のニュースが表示されるようだ。今のところ欧米の英語メディアしか含まれていないため日本や他の国の言語のニュースが読むことができないのが玉に瑕だ。これまでも大手ポータルサイトが提供するカスタマイズされたポータルでは幾つかの通信社や新聞社の記事をまとめて読むことができたが、コンテンツの中身は提携先の数が限定されていることから、世界中のニュースをカバーすることはできなかった。また無料のアグリゲーションサイトでは一部でヘッドラインを表示するサイトがあるが、設定が難しかったり、手間がかかるという難点があった。Googleのこの試みは手軽に、大量の最新ニュースを一気に眺められるという大きなメリットがあるといえよう。
(2001/12/25)
[Reported by taiga@scientist.com]