【セキュリティー】

マイクロソフト、ユーザー向けセキュリティー対策ページを拡充

■URL
http://www.microsoft.com/japan/enable/products/security/

「ホームユーザー向けセキュリティ対策早わかりガイド」のページ

 マイクロソフト株式会社は、2001年8月に開設したホームユーザー向けセキュリティー対策ページを拡充した。今回追加されたのは、「Windows 2000 Professional/XP」向けの情報となっている。

 情報が追加されたページは、マイクロソフトの「ホームユーザー向けセキュリティ対策早わかりガイド」というページの一部だ。2001年8月開設されたこのページは、ホームユーザーの中でも比較的初心者を対象としていた為、対象OSが「Windows 98/Me」となっていた。しかし、ホームユーザーでも「Windows 2000 Professional」を導入する例が増えたことや、「Windows XP」が発売されたことによって、今回の情報追加が行なわれたという。

 追加された「Windows 2000 Professional」のページでは、自分のOSのバージョン選択を行なうと(SP1やSP2など)、現在までに発表されている修正パッチが表示される。その際に、「重要な更新」や「Windows Update」に含まれているものにはマークが表示されるので、初心者でもどの修正パッチを適用すればいいのかが視覚的に分かるようになっている。従って「Windows Update」を行ない、基本的にマークが表示されていないものを導入すれば、最新のセキュリティー状態を保てる仕組みだ。

 またこのページでは、修正パッチやセキュリティーホール情報が公開されている。「Windows 2000 Professional」のページでは、上記の情報に加えてIISが稼働しているかどうかの確認方法に関する情報や、IISを起動させない方法も掲載されている。これは「Windows 2000 Professional」の場合、OSを導入する際にオプションでIISをインストールする事が可能となっている為、自分が気が付かないうちにIISが稼動しており、「CodeRed」などのウィルス被害にあう可能性があるからだ。

 他方で「Windows XP」の情報ページでは、2001年12月21日に発表されたUPnPに関するセキュリティーホールの修正パッチが紹介されている。これらのページで紹介されている修正パッチを見てみると、紹介されている修正パッチのうちの殆どがマークがついていない事が分かる。マークがついていない修正パッチは、まだ「Windows Update」や「重要な更新」に含まれていないものなので、「Windows 2000 Professional/XP」を使用しているユーザーは、早めの導入が必要だ。

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(2002/1/8)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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