【サービス終了】

ネットの海にメールを流す「ボトルメール」がサービス終了

■URL
http://www.kids.recruit.co.jp/bmail/

 株式会社リクルートは22日、コミュニケーションサービス「ボトルメール」の終了を発表した。「ボトルメール」は、同社研究開発機関のメディアデザインセンター(MDC)が開発、運営を行なっていた。今後は、2月28日に新規のユーザー登録を締め切り、3月25日に配信を停止する。

 「ボトルメール」とは、その名の通り、メッセージをビンに詰めて海に流すがごとく、自分の書いたメッセージが、いつ、そして誰に届くかわからないといった不思議なサービスだ。このサービスは1997年6月に開始され、10万人以上のユーザーが利用していた。現在でも、1時間あたり2~300通の「ボトルメール」がネットの海に流されている。

 サービス終了の経緯だが、リクルートによると「もともとビジネスの可能性や、コミュニケーションのあり方について研究を行なっていたが、事業的な飛躍が困難と判断した」という。現在、ソフトのシェアウェア料500円のみの課金となっていたが、「月額課金に変更しても、ユーザーが使いたいと思える価値を提供するのは厳しい」という。

 なお、2002年6月までにドイツの出版社das://blaue.buero社のポータルサイト「blue4you」で、MDCが開発した「ボトルメール」システムが運用される予定だ。これは、提供という形で、システムの売却ではないとのこと。

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(2002/1/22)

[Reported by okada-d@impress.co.jp / akaike@tym.fitweb.or.jp]


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