【コンテンツ配信】

伊藤忠テクノ、米nCUBEと提携し高画質CDNソリューションを展開

■URL
http://www.ctc-g.co.jp/new_htm/out_n2002_02/20020206_1k.html

右からエヌキューブジャパンの佐藤茂之代表、米nCUBEのRick Hamilton氏、Terri Richardson氏
 伊藤忠テクノサイエンス株式会社(以下CTC)は、米nCUBE社と、動画コンテンツ配信サーバ「n4ストリーミング・サーバ」(以下「n4」)について国内初の販売代理店契約を締結したと発表した。

 米nCUBE社はVOD(ビデオ・オン・デマンド)コンテンツ配信サーバの開発製造販売を主体とする企業で、IP/xDSL市場での大規模VODサービスで独占的なシェアを持っている。同社の「n4」は1つのMPEGファイルからCS放送並の画質(MPEG2)で3万ストリーム以上を同時配信できる、高いストリーミング配信能力を持ったコンテンツ配信サーバー。また配信ストリーム数や蓄積コンテンツ容量などを必要に応じて円滑・迅速にアップグレードできることや、無停止稼動を前提とした設計、他のビデオサーバ製品より小規模なスペースでラック構築が可能といった特徴がある。

 CTCでは2001年3月よりコンテンツ配信ネットワーク(CDN)ソリューションとして、「ex-Media Delivery Suite」と名付けた認証・課金に対応した配信プラットフォームを提供しているが、これはRealPlayerやWindowsMediaTechologyといった、PC向けのコンテンツ配信を主体としていた。今回「n4」の販売展開に加え、「n4」を「ex-Media Delivery Suite」に取り入れて提供することで、STBやゲーム端末などを視野に入れた高画質CDNソリューションの拡大を図る。

 CTCはブロードバンドサービスプロバイダーや通信事業者などに向けて展開する予定で、2002年度で8億円、2005年までに20億円規模の売上げを目指す。

(2002/2/6)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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