【新製品】

Google、企業ネットワーク向けの検索専用機器を発表

■URL
http://www.google.com/services/
http://www.google.com/appliance/

Google Search Applianceの外観  米Google社は、企業向けの検索アプライアンス製品「Google Search Appliance」を発表した。

 これはイントラネットなど企業内ネットワークでのファイルの全文検索を可能にするラックマウント型のハードウェア。HTMLやPDFはもちろん、WordやExcelなどのMicrosoft Officeドキュメント、Lotus、PostScriptといった200種類あまりの形式のファイルの検索ができ、28の言語に対応している。検索したファイルはHTMLに変換してWebブラウザーで表示するため、ユーザー(社員)は通常の「Google」を利用するのと同じ感覚で、社内文書の検索・表示が可能だ。既存システムへの組み込みが簡単で、1時間もかからずに導入が完了し、ネットワーク管理者一人で容易に管理できるといった特徴がある。価格については「競合製品が見当たらないため比較はできないが、“非常にバリューの高い価格設定”」だとしている。

 Googleでは、「Google Search Appliance」によって社内文書を検索・共有することで、社内のナレッジマネジメントを促進し、業務の効率化が図れるとしている。なお同社は企業向けに「Hosted Site Search」という検索サービスを以前から提供しているが、これは企業の外部公開サーバーを主体としたASP的なサービス。ハードウェア製品で、かつイントラネットと外部公開サーバーの両方を対象にできる「Google Search Appliance」とは性質が異なるものと位置付け、個別の展開を図る方向だ。

(2002/2/12)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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