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■URL
http://www.xtremespectrum.com/press/pressFeb142002.html
米連邦通信委員会(FCC)は14日、超広帯域無線通信技術(ultra-wideband; UWB)の商用利用を認める最終規定を採択した。UWB製品を手がける米XtremeSpectrumが明らかにした。
UWBは、極めて小さな信号を広い周波数帯に渡って伝送する技術。BluetoothやIEEE 802.11b、 IEEE 802.11aなど、従来の無線システムに比べ、極めて狭く低出力の信号を伝送することで、広い周波数帯で利用できる。
UWBでは広い周波数帯に微弱な信号を分散するため、従来の狭い周波数帯を利用する無線技術に比べて干渉を少なくでき、屋内の無線環境で有線通信並みの性能を発揮できるという。このような特徴から、ビデオカメラやノートPC、DVD、デジカメなどの家電製品に適している。
FCCは3年半に渡り、米商務省や電気通信情報局(NTIA)などと協力し、UWBの安全性と干渉の問題を検討してきた。FCCが14日発行した最終報告書では、周波数帯の占有者を保護しながら商用利用するための方法を明確にしている。
FCCの規定に基づき、XtremeSpectrumは今後数カ月以内に、業界初となる商用UWBシステムソリューションを製造して販売する予定。同社のMartin Rofheart社長兼CEOは「2003年末には、多くのマルチメディア対応家電製品にUWBが採用されるようになるだろう」とコメントした。
(2002/2/15)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]